”手塚治虫の山”から感じる生命の尊さ。
こんにちは、最近家にいることが多くなり山関連の書籍を漁ることも多くなりました、アラサーがんちゃんです。先日、手塚治虫さんの娘である手塚るみ子さんのツイートで「手塚治虫の山」という書籍が、みなさんご存じの山と渓谷社から6月18日に発売されたことを知りました。
山と渓谷社のヤマケイ文庫より『手塚治虫の山』発売。— 手塚るみ子 (@musicrobita) June 18, 2020
ついに”山くくり”でもアンソロジーが!
山岳マニアも手塚ファンに取り込んでしまえ!https://t.co/i1uTdVKvYx @AmazonJP pic.twitter.com/bzpquieWh7
アマゾンの作品紹介の画像を見たところ、クライミングの描写が細かく描かれており、山登りを趣味としている人目線でも面白そうだなと思ったので早速書店で購入し読了したので感想を書きたいと思います。この本、結構面白いです!!
私は手塚治虫ファンというわけではありませんが、手塚治虫が伝えようとしていたであろう「生命の尊さ」が、本書籍では「山」というジャンルを通して発信されているように感じました。漫画なんだけど深く考えさせられる作品となっていました。あ、そういえば三つ目が通るは好きだったな。
私は手塚治虫ファンというわけではありませんが、手塚治虫が伝えようとしていたであろう「生命の尊さ」が、本書籍では「山」というジャンルを通して発信されているように感じました。漫画なんだけど深く考えさせられる作品となっていました。あ、そういえば三つ目が通るは好きだったな。
Amazon書籍情報より引用。
商品詳細と収録作品紹介。
商品詳細
書名:手塚治虫の山
著者:手塚治虫
定価:1000円+税
発売日:2020年6月18日
仕様:文庫版・本文400ページ
発売元:株式会社 山と溪谷社
山と溪谷社の商品としては初となる、手塚治虫が山・動物・自然をテーマに描いた漫画アンソロジーです。山と手塚治虫。一見結びつかない感じですが、じつは手塚氏は、山・自然・動物を舞台とした漫画を数多く残しています。今回収録している10編の漫画は、1959年〜80年に発表されたもので、それぞれの作品に共通するのは、「生命」の尊さ。人間はもとより、山も動物も、万物すべてを「生命」ととらえる、手塚氏の強い思想が全編を通して伝わってきます。時代を超えて、「いかに生きるか」という普遍的なメッセージを、この10編の作品から感じ取っていただければと思います。
収録作品
山・自然・動物をテーマとした作品10編が収録されています。それぞれどんな題材なのか簡単にご紹介します。ネタバレはしていませんが、読むまで一ミリも中身を知りたくない!という方は飛ばしてください。
「魔の山」1972年8月6日『週刊少年サンデー』(小学館)掲載
山登りを趣味とする青年の山岳救助をテーマとした作品。
「山楝蛇」1972年9月4日『漫画サンデー』増刊号(実業之日本社)掲載
ミステリー。
「山の彼方の空紅く」 1982年5月『ジャストコミック』(光文社)掲載
とある一家が自衛隊から山を守る話。
「モモンガのムサ」 1971年11月22日『週刊少年ジャンプ』(集英社)
山で暮らすモモンガの話。
「モンモン山が泣いてるよ」 1979年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載
少年と青年と裏山の話。
「ブラック・ジャック -昭和新山-」 1976年11月15日『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)
昭和新山でケガした男をブラックジャックが救助する話。
「雪野郎」
1969年12月3日『少年チャンピオン』(秋田書店) 「ザ・クレーター」第9話として掲載
スキーヤーが雪山で遭難する話。
「落盤」 1959年9月15日『X』第3号(鈴木出版)掲載
落盤事故によって父を亡くした少年の話。
「山太郎かえる」 1980年1月『月刊少年ジャンプ』(集英社)掲載
事故と山狩りで親を亡くした熊の話。
「火の山」 1979年4月20日『ビッグゴールド』No.2(小学館)掲載
昭和新山の観測に執念を燃やす男の話。
読み終わって感じたこと、これからのこと。
正直、期待して読んだわけではなかったが、読み終わってみてどの話も面白いなと感じた。自分自身の山や人との向き合い方や出会いと別れに対する価値観、そしてその単純でも複雑でもない、言葉では言い表せないような感情がふつふつと湧いてきた。
収録されているどの話も、どことなく寂しいような悲しいようなそれでいてユーモラスで刺激があり、苦難と不条理のなかでいかにして生きていくかを考えさせる物語だと感じました。
この本を読んで、自分の価値観が大きく変わったかと言われるとそんなことは無くて、恐らくなにも変わっていない。ただ、これまでの価値観でさらに多くのことを考えるようになるのではないかと思う。山の中に入ると、ふとこの本の物語を思い出しそうだ。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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