初心者が槍ヶ岳~穂高岳をテント泊で縦走、ついでにジャンダルムに登る話

2020/06/14

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最難関コース、槍ヶ岳からジャンダルムまで初心者が縦走してみた。

2012年8月21日~23日の記録です。

北アルプスの槍ヶ岳3180mからジャンダルム3163mまでの、国内の一般登山ルートとしては最高難度のルート=大キレットを含むコースを当時初心者だった私が縦走テント泊をしました。GPSログは取っていなかったのでツイッターなどに残っていた投稿を掘り出し、当時を思い出して記録を残したいと思います、アラサーがんちゃんです。


当時は21歳でしょうか。始めて北アルプスを縦走した時の記録です。縦走の定義は・・・何でしょうかね。複数のピークを踏んでいたら縦走な気がしますが、私的には2~3日以上かけて歩くイメージです。まぁなんでもいいですね。それでは早速行ってみましょう。


トラベルにトラブルはつきものだな!!!ちなみに帰りはリュックを電車に忘れました。確かにそんなこともあったような。。郵送してもらったんだったかな・・・。記憶が曖昧だ。

メンバー

がんちゃん、奥村さん(大学の同級生、ロードバイクも一緒に乗っている、同い年なのになぜかさん付け)の二人

ルート

予定

1日目:上高地→槍沢→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘(テント泊)
2日目:槍ヶ岳山荘→大喰岳→中岳→南岳→大キレット→北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘(テント泊)
3日目:穂高岳山荘→奥穂高岳→ジャンダルム→天狗のコル→間ノ岳→西穂高岳→上高地

こんな感じでした。初心者にはちょっとハードすぎませんか、、、?

実績

1日目:上高地→槍沢→槍ヶ岳山荘(テント泊)
2日目:槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳→槍ヶ岳山荘→大喰岳→中岳→南岳→大キレット→北穂高岳→涸沢岳→穂高岳山荘(テント泊)
3日目:穂高岳山荘→奥穂高岳→ジャンダルム→天狗のコル→天狗沢→岳沢小屋→明神南沢→上高地

色々あって3日目は予定とは少し異なった行程となりました。

1日目は難所こそないが、距離はそれなりにあり、ちょっと時間がかかったことと、ガスってることもあって槍ヶ岳には登らず槍ヶ岳山荘のテン場にてテントを張りました。ちなみに槍沢経由ですが、晴れていて余裕があるなら東鎌尾根(ヒュッテ大槍)経由で登ると展望がいいのでオススメです。谷と尾根では大違いですからね!ちなみに初日から靴擦れしていた記憶があります。雑魚め。。時間を逆算するとスタートしたのは10時ぐらいだったようです。


天狗原あたり・・・?
槍ヶ岳山荘手前だろうか。記憶が薄い。
2本の虹が。

テントから顔だけ出して星を見る
のがすき 流れ星もたくさん見えて最高です。やはり3000m付近から見る星空は格別ですね。

2日目は朝に槍ヶ岳に登頂しご来光を楽しみました。槍ヶ岳山頂は多少混雑していた記憶はありますが、行列というほどではなかったと思います。特に難所はないですが、軽い岩登りといった感じでした。最近ではヘルメットは当然のように被っていますが、当時は少数派でした。

槍ヶ岳山荘。
槍ヶ岳山頂にて。

槍ヶ岳山頂からテント場に戻り、テントを撤収し。大喰岳(おおばみだけ)3101m、中岳3084m、南岳3033mと3000m峰を進んでい来ます。大キレットは高度感があって楽しかった。最高難度のルートと聞いていたが、基本的に怖いとかは思わなかったが、危険な箇所は多々あり、慎重かつダイナミックに進む必要があります。

Hピーク?全く記憶にないですね。グーグル先生によると大キレット中盤にある長谷川ピークのことのようです。長谷川さんはこのピークから落ちて救助された大学生らしい・・・。不名誉な名前のピークだ。。そして穂高岳山荘でテント泊をしました。ここのテント場は結構狭めですね。

槍ヶ岳山頂から槍ヶ岳山荘方面の雲海、午前5時ごろ。

3日目はツイートによると1時38分ごろに起きて、午前3時12分ごろに出発しているようです。よく起きれたな俺。そんなこんなでテントを撤収し、ヘッドライトを装着して明るくなりつつある尾根を進んでいきます。朝焼けは最高ですね。当時はシグマのdp1xで写真を撮っていた記憶があります。ジャンダルムには5時過ぎ頃に登頂しました。ジャンダルムでもツイッターは欠かせない。そういえば8年前ってまだジャンダルムの天使いなかったんだっけ??と思って調べたが初代が2014年までいたようだです。見た記憶ないなぁ。
飛騨泣きあたりだろうか。
みんな大好きジャンダルム。午前5時18分ごろに登頂した模様。

登頂ジャン!色々と若さを感じる。
ジャンダルムまで登った後、時間に余裕がなかったので西穂高岳までは行かずに、天狗沢を降りて上高地へショートカットすることにしました。ショートカットというかエスケープだが。これが結構大変で、天狗沢はほとんどが大きな岩の浮石でガレガレ、しかも超傾斜で安定するところが全くない、落石も多発といった感じで最悪でした。バリエーションルートなので当然といえば当然ですね。体調不良時のエスケープルートとしては絶対に避けた方がいいでしょう。体力的に余裕がある状態で通過するべきです。そもそも下る人ってほとんどいないんじゃ・・・?上りはまだマシそうですが。


朝焼けに染まる槍ヶ岳。

特定班の方、ここがどこか教えてください。
結局3日目は上高地に午前11時11分ごろに下到着しました。なんだかんだ予定通りとは行きませんでしたがら、天気も味方してくれ、初心者ながら縦走路を堪能することができました。それ以来、奥村さんとは山に行ってませんが(ロードバイクは一緒によく乗っていた)、また一緒に登りに行きたいですね。奥村さんとは他にも剱岳に登ったりしたのでそちらの山行もまた紹介したいと思います。ちなみに奥村さんはちょっとヤバイ人です。その証拠がこちらのツイート。


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