冬の低温もOK最強軽量バーナー、SOTOウインドマスターSOD-310。

2020/08/05

SOTO ガスバーナー 装備紹介 登山

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最強のシングルガスバーナーを紹介。

今回は冬山でも安定して使用できる、軽量で使いやすいSOTOのシングルガスバーナー WindMaster(ウインドマスター)を紹介したいと思います。私自身、これまではキャプテンスタッグの重いやつとか、プリムス イータパワーEFトレイルとかSOTO ストームブレイカー(今でも冬山メインで使っています、ガソリンの火力が心強い)などを使用していました。ストームブレイカーを購入して以来、SOTO製品のファンになりました。新富士バーナー万歳!

4本ゴトク使用時。ガスカートリッジホルダーを使用するとより安定する。

SOTOウインドマスターの魅力と最強な理由

巷には登山・キャンプ向けストーブが色々ありますが、各モデルとも基本的な機能はどれをとっても同じに見えます。しかし、実際は天候や調理スタイル、季節や人数などによって得手、不得手があります。あと見た目やブランドの好みも大きいでしょう。

その中でもOD缶(アウトドア缶)を使用するSOTO ウインドマスター(SOD-310)は汎用性がとても高く、価格が抑えられているのに、耐風・耐寒性、燃焼効率、軽さや収納性のどれをとっても高レベルで両立しており、冬の低温下や強風下でも安定して使用できる最強のシングルバーナーと言えます。

もう一つのポイントとして使い方が一般的なシングルバーナーと同様なのでとても簡単で、他のシングルバーナーからの乗り換えも問題ありません。そんなウインドマスターはどこをとっても最強、とりあえず購入するバーナーに悩んだらウインドマスターにしよう!とオススメできます。

付属の収納袋に余裕で収まるコンパクトさ。

ウインドマスターのスペック


<バーナー単体(ゴトクなし)>
●寸法
幅90×奥行117×高さ100mm(使用時)
幅47×奥行51×高さ88mm(収納時)
●重量
60g(ゴトクを外した状態)
3本ゴトク:7g、4本ゴトク:27g(別売り
●発熱量
3.3kW(2,800kcal/h)
●使用時間
約1.5時間(SOD-725T使用時)、約0.68時間(SOD-710T使用時)
公式HPから引用

軽量コンパクト

代表的な魅力はやはり何と言っても軽さとコンパクトさです。ウインドマスターはゴトクの取り外しが可能で(着脱方式が秀逸!GOODデザイン賞も受賞しています)、収納した状態も手に収まるサイズで非常にコンパクトです。また、ゴトク(鍋を支える腕のこと)自体も非常に軽量にできており、3本ゴトクのセットであれば、収納袋を含めても100g以下となっておりUL(ウルトラライト)志向の人にもオススメできます。利便性や安定性を損なうことなくバーナーを軽量化することで、食料や他の装備を充実させることが出来ます。

収納袋の中にはバーナー本体と4本ゴトクが入っているがスカスカ。ガスは105gの小さいサイズ。

一番の魅力、高所や低温に強いマイクロレギュレーター機構

最大の特徴といえばやはりこのマイクロレギュレーター機構でしょう。マイクロレギュレーター機構とは圧力調整システムのことをいいます。通常のバーナーは、バーナーヘッドとガスカートリッジの接続部分から直接ガスが吹き出しますが、マイクロレギュレーターシステムでは一度レギュレーター(調整器)を通り、一定のガス圧にすることで、気化熱の影響による火が燃えにくい現象を抑えることが出来ます。それでいて火力調整も弱火から強火で問題なく調整でき、高所や気温の低いところでも安定して大火力で使用することができます。これって地味に嬉しいポイントです。

着脱式のゴトク、すり鉢状のヘッドが特徴的。

また、マイクロレギュレーターと合わせて、特徴的なのがバーナーヘッドの形状です。独自のすり鉢型形状となっており、外付けの風防を使うことなく、風の強い場所で使用してもバーナーの炎が流れにくい(効率がいい)形状となっております。燃費がよくてお財布に優しい、つまり最強ってことです!

3本ゴトクが唯一の弱点だが解決できる

ウインドマスターは3本ゴトクセットが基本で、この3本ゴトクがこの商品の唯一の弱点です。ゴトク自体は非常にコンパクトで軽量な作りになっているのですが、かなり小さいため、少し大きめの鍋などは不安定となります。UL派の人は3本で攻めたクッキングをしましょう。そうでない人は別売りの4本ゴトクを使用するのが絶対にオススメ!私も使っています。

ゴトク折り畳み時の比較。
ゴトク展開時のサイズ感比較。

4本ゴトクにしても重量は20g増で、総重量は100g以下なので非常に軽量です。4本ゴトクは必須といっても過言ではありません。逆に言うとお金(1000円ほど)で解決できるので、導入しない理由はないでしょう。4本ゴトクは約17cmまでのコッヘルに対応しています。また、この4本ゴトクの折り畳み方が特徴的で、機材オタクの心がくすぐられます。

4本ゴトクなら大きい調理器具でも非常に安定する。

まとめ。

山やキャンプ場でバーナーを使って調理する際に、強風で火が消えてしまったり、気温が低くて火が弱くなかなかお湯が沸かないといったことがあると困ります。そんな環境でもウインドマスターなら、寒さや風に圧倒的に強いので安心して調理することが出来るでしょう。そして非常に軽量コンパクトで使い方も簡単です。夏山だけでなく、風が強く気温が低い雪山にも持ってこいです。もしあなたが初めてのシングルバーナーで悩んでいるならSOTO ウインドマスターを検討してみてはいかがでしょうか。

山で淹れるコーヒーは格別。


 


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