初心者が国内最難関ルート岩と雪の殿堂、剱岳に挑戦した結果。

2020/08/06

2011年 テント泊山行 山行記録 登山 北アルプス 剱岳

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冷えピタを貼って剱岳に登ったとある学生の話。

学生時代ってとりあえず無茶しますよね?今もしますけどね、アラサーがんちゃんです。今回は2011年の学生時代(大学3回生でしょうか?)に同級生の奥村さんと登った剱岳を思い出して書きます。初めての北アルプスで剱岳に挑戦しました!

初心者の憧れの的、岩と雪の殿堂「剱岳」。

剱岳と言えば、日本百名山の中でも一般ルートとしては最高難易度と知られており、北アルプス特有の岩峰や険しい稜線、そして深い谷がひろがっています。その特徴的な山容から「岩と雪の殿堂」と形容され、多くの登山者やクライマーの心を惹きつけています。剱岳に登ることが一つの目標という初心者も多いのではないでしょうか。

剣沢
剱沢へ
     
そんな難易度が高いと言われてる剱岳ですが、難所は鎖やハシゴで岩峰を登れるように整備されており、コースの案内板も設置されているため、ある程度の登山経験と岩壁を登った経験があり、体力があれば十分登れると思います。しかし、整備されているといっても落ちたら数百メートル転落といった場所も多くあるため、装備等の準備はしっかりとして、最高の天気の中、万全の体調で挑むべきでしょう。

発熱したまま剱岳に登れるのか検証してみた。

そんなことを言っておきながら、体調がイマイチなのに登るってどういうことなんだと一部界隈で炎上しそうですが気にしないでおきましょう。尚、本記事では富山ブラックラーメンをディスったり、発熱を富山ブラックのせいにしたりはしていません。また、富山駅に自動改札機がなかったことを笑ったりもしていません、恐らく。これってもしかして風評被害になりますか??

日程と山行形態

日程:2011年8月30日~31日(1泊)
山行形態:テント泊ピークハント

学生時代は(今もだけど)貧乏なので青春18きっぷを使用して富山県に前日入りしました。時間があるが故の選択肢ですね。どっかのビジネスホテルに泊まった記憶が。GPSログはおろか、コースタイムとかほとんど記録にないので、ひたすらtwitterを漁り当時の記録を探しました。漁った結果、あまりわかりませんでした。しかも山中でのツイートが全くなかった。電波なかったんだなぁ。

メンバー

がんちゃん、奥村さん

コース

1日目:室堂→地獄谷→雷鳥沢→剣御前小舎→剱沢キャンプ場
2日目:剱沢キャンプ場→剣山荘→一服剱→前劒→剱岳→~~~→剱沢キャンプ場→剣御前小舎→室堂

今回は一番メジャーな別山尾根のコースで登りました。このコースは剱沢から登り約3時間、下り約2時間半の、剱岳に登るコースのうち最も短く、累積標高差も登り700m弱と初めて挑戦するのであればこのコースがいいでしょう。また、剱澤小屋・剣山荘といった小屋もあるため遭難リスクを下げることができます。

前日譚、富山っていいところだよ(精一杯のフォロー)。


そして富山を盛大にディスっていくこのスタイル。今の富山駅は自動改札ついてるよね?(煽り)当時は自動改札なんてありませんでした。大阪に住んでいる身としてはなかなかの衝撃でした。


富山につき夕食を探します。見つけたのは西町大喜の富山ブラックラーメン。ブラックラーメンは初体験でした。そういえば当時は二郎系とかはなかったような?ブラックラーメンですが、黒い色のとおり、塩分がやばいのかめちゃくちゃ味が濃い。濃いというか塩辛い。

全ての始まりはここだった。
富山ブラックラーメン。まずくはないんですよ、まずくは。

そしてこの後めちゃくちゃ体調を崩す。きっと富山ブラックラーメンのせいである。たぶんしらんけど。

これは午前4時のツイートだ。そう、発熱により寝れないのである。奥村さんにオロナミンC的なものや冷えピタを買ってきてもらったような記憶がある。もちろんそんなものでどうにかなるわけがなかった。



まぁここで無茶をするのが学生なわけで、睡眠不足だし熱はあるが多少ましなのかそれなりに動けていたようだ。冷えピタを貼りながら登ることにしました。良い子はマネしちゃいけないと思います。

どっかの駅。冷えピタを貼っている。
みくりが池。
一眼レフを持って登っていた時期が私にもありました。
地獄谷。
昔の人感ある。
この頃はまだ地獄谷に降りられました。今は規制されていて入れませんね。いつ入れるようになるんだろうか?1日目、一行は無事に剱沢キャンプ場に到着。夕飯は米がちゃんと炊けていない芯の残ったまずいカレー(レトルト)を作りました。今ならうまく炊けるよ・・・ちなみにバーナーはプリムスのイータパワーEFトレイルなど。食後早めに就寝。

剱沢キャンプ場にて。散らかしすぎでは。

翌日は日付が変わったころにアタックザック(カリマーの20リットルぐらいのやつ)を用意して身軽になり、剱岳山頂を目指すことにしました。暗闇の中の岩場も楽しいものだ(もちろんヘッドライトはあるが)。天候はなかなか良かったように記憶しています。岩場で平然と写真を撮っていますね。当時はヘルメットを着ける風潮なかったな。

岩場を登る奥村さん。
何も見えないと逆に怖くない説。
前劒にて。
まだ冷えピタを貼ってるじゃないか。こんなの良い子はマネしちゃいけない。これこそ絶対にマネをしてはいけない山歩き。だ。おっと誰か来たようだ。そして山中でのツイートは室堂に帰ってくるまでなかったのである。余裕がなかったのか、電波がなかったのか。おそらく後者だろう。

剱岳登頂。午前5時ごろ貸し切り。
写真はしっかりとっているので普通に生きていたはずだ。たぶん。体調がよくなったんだろう。ちなみに午前5時頃に剱岳に登頂、貸し切り状態で天気もよく、景色を堪能できました。


その後、12時ごろに室堂に帰ってきたらしい。後は特に書くこともないので写真をお楽しみください。
別山尾根下りルート、前劒の門。

下りルート、カニの横ばい。

笑っている場合なのか。冷えピタがないのできっと回復したのだろう。

剱沢の雪渓をトラバースする奥村さん。

剣山荘を望む。

この感じは。。。どこだ。

名前はわからない。

ライチョウ。

温泉卵作れそう。

名前はわからない。

やっぱり名前はわからない。

雄大ですね。

落ちたら危ないよー。

奥村さん。

なんだっけ。

いいね。

わからないやつ。


わからないものはわからない。

結論

基本的な技術と、ある程度の体力があれば初心者(それは初心者というのかは疑問ではあるが)でも剱岳に登れることがわかりました。もちろん晴天時の話です。悪天時は厳しくなるかもしれませんね。

  
剱岳山頂から北方稜線。

そんな感じで締めくくりたいと思います。2019年に登った剱岳の記録はこちらからどうぞ。

台風来るけど北アルプスの剱岳-立山三山縦走テント泊してみた。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。少しでも面白いと思ったり、タメになったと感じたら下記のバナーをポチっと押してもらえると、記事作成の励みになります!
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