屋久島一周ヤクイチ:ロードバイク九州1周旅3日目後編

2020/09/20

2015年 ロードバイク ロングライド 九州

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 ロードバイクで九州1周の旅3日目:後編

この記事は2015年8月11日~16日の6日間で、ロードバイクで九州を時計回りに旅した時の記録です。この日は宮崎県串間市から桜島を経由し屋久島へと向かい屋久島を一周しました。長いので前後編に分けて書きたいと思います。それでは3日目後編にいってみましょう。おっとその前に3日目前編の記事を読んでない方はこちらを先にどうぞ。

3日目後編:屋久島一周、通称ヤクイチ?

島はやっぱり時計回りだよなぁ

「ピロリッ」とかいってガーミンのスタートボタンを押して、宿のご主人にオススメされた反時計回りとは逆の時計回りに走り出しました。宮之浦からスタートします。屋久島なので突然の雨とかを期待していたんですが(していない)、わりと持ちこたえてボチボチいい天気で、というか降っても軽くパラパラといった感じでした。


タンカン。旬の時期ではないですね。屋久島は全体的にアップダウンが多く、とにかく登ったり下ったりを繰り返していたように思います。それでもとにかく気持ちいい道と景色が延々と続きます。

たんかんの里


空と海と山と動物と。匂いや風、見える景色全部の色が心地いい。天気がよく、暑くなってきたところで、ところどころ聞こえる沢の音に足を止め、入れないものかと・・・思ってみましたが無理そうなので諦めました。水浴びしてぇ~。


時計回りだとしばらくはネイチャー感というより、島の高台のアップダウンを延々と走って、左手に見える青々とした海や、右手に見える不思議な山容を眺めることになります。
クロアゲハ?のような結構大きな蝶もいました。


ジェラートそらうみ

しばらく走ったところでさすがに暑くなってきたので休憩場所を探しているといいところにジェラート屋さんがありました。屋久島ジェラートそらうみです。入ってみるとびっくり、ハンモックがあるじゃありませんか。一人だったので恥ずかしくて普通の椅子にすわりましたが面白いですね。

ジェラートそらうみ

他にもテラス席があり、青々とした海を眺めながら食べることもできます。キャーステキ。味は常に新作がある感じで1年を通していろんなフレーバーを楽しむことができるようです。
ググった感じ、「ほおずき」とか「屋久島茶」とか珍しいのがあるみたい。

何を食べようかなと悩みに悩んで甘くて濃厚なのと、さっぱりフレッシュを楽しみたい私がえらんだのはパイナップルヨーグルト、たんかん、屋久島産杉&レモンのトリプル!どれもおいしい。甘いのとさっぱりなのを選んだのは正解ですね。屋久島杉レモンは香が鼻に通りぬける。すっきりする。すごいフレーバーだ。もっとクセがあると思っていたのに全然いける。

ジェラートそらうみ

あと、店員さんにジャージがぶどうなのにオレンジなんですね!って言われました。胸のオレンジ自転車をつっこまれたり、お財布がジャージと同じ柄ってのも気づいてもらえました。そんなこんなでリフレッシュして、走り出します。暑いけどいい天気だなー。

屋久島最大の大川の滝

しばらく走ると山の様相になってきました。屋久島で立ち寄るところは特に決めていなかったので、景色を眺めながら割りと適当に走りした。雲水郷とか、縄文杉とかメジャースポットに行く予定はありません(時間的にも場所的にもね)。そのあたりは自転車じゃなくて、ハイキングがてら行きたいので、またの機会にとっておくことにしました。

唯一決めていたといえば、大川の滝(おおこのたき)です。大川の滝は落差88mで、屋久島最大級の滝のようです。滝つぼ近くに行くには岩を歩いていかなきゃいけないんですが、ビンディングなので慎重に(スピプやし)。滝つぼの前で滝のしぶきを浴びながら、ひとりのんびりぼーっとしました。涼しい。気持ちい。動きたくない。

大川の滝

大川の滝

しばらく癒された後、再出発。このあたりからはゆるゆると登っていき、ネイチャーな感じが増してきました。名前は知らないけれどでかい葉っぱがあったり。景色を眺めて1人でぽやぽやしたり。

西部林道


世界自然遺産の西部林道

屋久島の西側、西部林道は世界自然遺産登録地区になっており、原生林の中を通ります。道幅や路面状況はいいとはいえませんが(実際一部崩落しており通行止めになってましたが、人や自転車は何とか通れました)、野生の動物たちもいます。サルやシカ?あちこちにたくさんいました。

西部林道

西部林道

近づくと驚いて逃げるので、できるだけ驚かさないようにゆっくり走って木や水や島の色、香り、音を堪能します。遅めの時間だったこともあり、人が全然いなかったので1人で島と同化していました。してないけど。

西部林道

ちなみにこの西部林道は宮之浦からだと反時計回りが圧倒的に近いです。時間も体力もないけど、宮之浦から西部林道を堪能したい。というのであれば反時計回りがオススメです宮之浦港から25kmぐらいでしょうか。時計回りだと大体70km地点ぐらいになります。

西部林道

そういえばウミガメの産卵スポットなんかもありました。屋久島1周も終盤、宿(愛舟)に近づき、日も暮れてきました。近くのスーパーで夕飯やおやつを買い込み、宿に戻ります。宿は素泊まりだと思っていたのですが、朝食がついていました。決して豪華な宿ではないけれど、テレビもあるし、空調も効いているし。冷蔵庫は宿のご主人と共用ですかね。お風呂もトイレも共用ですが、お盆期間に3000円で朝食付き。ありがたや。ご主人はとてもいい人でした。

最近パソコンを変えて設定がいろいろわからないということで、ちょこっとお手伝いしました。メールは○天トラベルのメールしかありませんでした()。他にも宿泊客が数名いたようで、夜はご主人と杯を交わしていたようです。

あ、壁とかあってないようなものなので話し声は丸聞こえでしたよ。とてもとてもホスピタリティに溢れる宿でした。また屋久島に来たときはお世話になろうかな。


4日目後編の走行データ

日にち:2015年8月13日
走行距離:約100㎞
経過時間:6時間10分ぐらい

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。4日目は種子島を一周します。

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