[沢登り] 川浦谷本流 圧巻の70mゴルジュ遊泳 板取川系 2021/7/17

2021/07/19

2021年 遡行記録 沢登り 日帰り山行 板取川系 無雪期

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絶景70mゴルジュ遊泳と落ちるルベルソ

川浦と書いてカオレと読む。そんなゴルジュな泳ぎ沢に紀伊半島彷徨クラブのグチからお誘いがかかった。梅雨が明け、暑苦しい日々。行かない理由がない。行くぞ、泳ぎ沢。前日に偵察をしてくれた大ちゃんに感謝。


駐車場前の看板

遡行詳細

概要

日にち:2021年7月17日

メンバー:がんちゃん、グチ、キム、大ちゃん

主な装備:私以外ウェットスーツ

開始:8時53分

終了:14時52分

トータルタイム:5時間59分



アプローチ

川浦渓谷の看板すぐの駐車場(3台程度)に駐車。さらにその上100m先ぐらいにもう少し広い駐車スペースとトイレもある。駐車場から橋とトンネルの先へ200mほど下り適当なところで入渓ポイントを探し懸垂して入渓。降りた岩場が結構滑りやすく苦労した。


適当なところで懸垂


遡行詳細

天気は快晴、泳ぎ沢なので私以外はみんなウェットスーツ。私は沢初心者だし、2回目だしウェットスーツなんて持っていない。それどころか靴はアマゾンで買った適当な渓流釣りフェルト靴みたいなのだ。なんだかんだ寒さはそれほどではなく、震えることはなかった。他メンバーは時折震えていたが。おいおい、そのウェットスーツは飾りか?


懸垂は微妙なところから入ってしまったがまぁいいだろう。と思いきやしょっぱなからトラブル。ロープ回収できず登り返す羽目に。そしてアッセンダーもロープにジャムらせる始末。


ロープが引っ掛かった時の辛さはわかる()


そうこうしてる特に誰かがカラビナを川ポチャ。ロープ回収を横目にカラビナ回収部隊がゴーグルを装着し無事回収。そうこうして結局スタートから1時間弱が経っていた。先が思いやられる。尚、私は対岸に渡る際に即効流された。危うく川の藻屑となるところだった。


序盤


全行程を通してヌメっているところが多く、フェルトシューズの威力がよくわからなかった。そもそも専用の沢靴を履いたことが無い(前回のヘク谷はトレランシューズだった)。ライフジャケット(ただし釣り用)は用意してたが、これはなかなか良かった。泳ぎ沢には必須アイテムだろうか?


水が綺麗~


水量はボチボチで、広大なネットの海でみた遡行記録は役に立たない箇所もチラホラ。特に3m幅広滝のところは流れが強く、中々に苦労した。某記録では支点があると書いていたが、残念ながら無く、折れたハーケンとアカハライモリが鎮座しているだけだった。まぁ残置なんて信用できんしな。というわけで残置したとかしてないとかで右岸で斜め懸垂をした。


みんなが必死に懸垂考えてる間に私はイモリと戯れていました


懸垂後に左岸に渡るのも中々に悪く、足はヌメるわ、滝の落ち口付近は流れは強いわで約2名(私含む)が流されそうになって必死にロープを引いたのは言うまでもない。というかキムがルベルソも落としてたな??(こちらは回収不可)


斜め懸垂で降りて左岸へ渡る


さて、お次は50mゴルジュ。目の前の左岸上部にぽっかり開いた穴が。穴まで登り、飛び込むことも可能。私は靴が貧弱なのでキムが飛び込むのを見て楽しむ。この先もへつるところも多々あり、いろんな要素を楽しむことが出来る。


上部に見える穴

キムが攀じ登る


ジャンピングキム

70mゴルジュ遊泳

この谷の大本命が70mゴルジュだ。両側を壁に囲まれた空間は癒しである。エメラルドグリーンだかブルーだかの水もよい。


核心の70mゴルジュ


まずは大ちゃんが両岸つっぱりレストをしながら中間部まで進み、右岸の平らなところでフィックス。


70mゴルジュ中間部の休憩ポイント


ゴルジュ後半部分は流れが強くなるので、こからは泳ぎが得意なグチがリード。右岸寄りを進み最後に左岸に渡るが、最後の最後が荒波で中々に苦労したようだ(3度目のトライでクリア)。ロープで引いてもらった私も荒波に飲まれながら取り付くのに中々に苦労した(ホワイトウォーター許さん)。ちなみに自由形推奨。取り付いた後も、安定した場所まではヌメリが強くヒヤヒヤした。体はヒエヒエではない。


いざ進めグチ


この荒波を横断したグチの泳力とは・・・


ゴルジュの後は滝があるが、どう見ても越えられる水量ではない。むしろやべぇなこれ、といった印象。というわけで左岸を巻く。


ゴルジュ後の滝はこの水量じゃ登れない


ここを越えればあとは右側をちょろちょろっと詰めていき、適当なところで車道が見えてくるので、適当に見つかるフィックスロープあたりから登る。そのうちフェンスにブチ当たるので無理やり越えればちょうどトイレ前の駐車場に出ることが出来た。


岩の造形も美しい

2回目の沢でちょっと特殊な泳ぎ沢(しかも絶景)に連れて行っていただいて感謝である。知識も技術もないので基本的にはついていくだけだったが、大満足の遡行となった。誘って頂いたグチや他のメンバーに感謝を。尚、翌日はグチと、急遽キムが参戦し御在所岳前尾根でクライミングをした(晴れ予報なのに雨降って悲惨だった)。泳いだので普段使わないところの筋肉痛がすごい。


怪しい箱を見つけてしまった。開いてはいけない・・・。


ヤバイところで昼寝するキム


以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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