[沢登り]大峰 伯母谷川 大曲谷 左又-初遡行の記録 紀の川水系 2022/4/24

2022/04/24

2022年 紀の川水系 遡行記録 沢登り 日帰り山行 無雪期

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未開の地の探訪

当日の天気予報は雨。台高 東ノ川 セビ谷左又に行く予定だったが転戦となった。そんな折に選ばれたのは大峰 伯母谷川 大曲谷 である。相変わらずだが、沢の名前はさっぱりわからない。山域、川、谷がコンボしており時には滝の名前まで入ったり右だの左だのと無限にあるのではないかと思う。


さて、伯母谷川、聞いたことあるなと思えば大普賢岳の伯母谷覗のそれである。この谷は大普賢岳の東に位置し伯母谷ループ橋の丁度横にあるようだ。そのループ橋からは30mの大曲滝が見えるとかなんとか。それを登るつもりなのだろうか。


大迫ダムから169号のループ橋の横を延びている

そうなると支流に入る形になるのではないかと思いながら集合場所へと向かった。今回のそれもよく分からないが、ネットに遡行記録は見当たら無いらしい。つまり滝自体は未登だと考えられるし、谷自体も未遡行なのではないだろうか。つまり我々が初遡行者となるのだ。

どうして沢ヤってのはこんな謎な沢を探してくるのか・・・。辺境・・・おっと誰か来たようだ。

遡行詳細

概要

日にち:2022年4月24日

メンバー:がんちゃん、ワンコさん、はたちゃん、ツトムクルーズ

主な装備:特筆する点無し。

開始:8時32分

終了:12時33分

トータルタイム:4時間1分


アプローチ

7時に集合場所から移動開始と聞いていた。5時ごろ雨音で目が覚める。非常にダルイ。頭が痛い。ああ、これは昨晩日本酒を1リットルぐらい飲んだからだろうなと思いながら、スポーツドリンクを飲み、朝食を済ませる。そして時間的にはまだ早いのでもうひと眠りした。

6時過ぎに再度目が覚めたが誰も起きている気配がない。雨だし皆モチベーションが無いのだろう。それより二日酔いがまだ残っているので近くの自販機でスポドリを買い足し飲んでから再び布団に潜りこんだ。そして7時過ぎに起こされたが、頭のそれは無くなっていなかったのでテンションはかなり低い。

さて、今回の参加者だがわらじの面々2人と、紀伊半島を彷徨うワンコさん、なぜか長野から参加している野村さんだったが、野村さんは雨が降っていたら行かないと言ってたいたとおり着替えていない。残念だが仕方ない。そうこうして移動することとした。

入渓ポイントはループ橋横だ。大曲滝に降りる階段が大曲のループ橋横にある。駐車スペースは一応ある。一応。

階段を降り大曲滝へ

遡行詳細

入渓して目の前が大曲滝である。落差は30mほどで、下から見るとどことなく登れそうな感じではあるが、ちょっと悪そうだ。ひとまず巻くこととしたが、これまた巻き道も難儀した。


ここまでは容易にこれる


大曲滝左岸側に巻いていく


今回の大曲谷、どうも遡行記録が見当たらない。事前に確認した地形図だけでは分からないことも多く、序盤に堰堤を越えさせられたりもした。


キワを行くが結構ヌメってる


谷に戻る際に懸垂で戻りそこから本格的に遡行開始。


中々いい雰囲気

全体的にヌメりがちなところは多く慎重に歩く必要があった。また植林されており、倒木が多い区間も多くそのあたりは歩きにくかった。


ヌメってて結構悪かった。私は右寄りの木の所を登った。


登りでのロープを出したのは1カ所のみ。ヌメっててちょっといやらしい所で出した。


ヌメヌメなので念のために

いけいけどんどん


地形図からは分からなかった20m程度のCS滝が現れた時は感動した。


CSがコラっぽい

下部は容易に登れそうであったが、上部のバンドを越えたあたりから若干ハング気味に見え、最後の落ち口あたりが結構難しそうだった。今回は登らなかったが、これもまた未登なのだろうか。


CS裏


ちょっとした滝

そうこうして進み、途中の二股はルート復帰を考え左に取ったが、遡行して楽しいのは恐らく右又である。とりあえず時間的には余裕があるので大曲滝へ戻って登ろうという事になった。


植林小屋


ルート復帰のためにひたすらトラバースし、尾根に上がる。そこから植林関係の踏み跡を辿り進むと、どうやら旧道に進んでいるようで進み過ぎた。少し戻りキリのいい所で谷に降りたらちょうどいい感じに、途中で通った滝の落ち口へと辿り着けたのでそこから懸垂して降り、あとはサクサクとトンネル横に戻ってきた。


降る


ロープ出して登ったとこの横を懸垂で下降

この階段を下りてきた


下から眺めた時と違って見え、上から登れるラインを探ってみる。下部から左岸側のスラブあたりまでは行けそうだが、そのあたりからの横断や上部が怪しい。ムーブ的には問題ないだろうが支点を取れるか微妙である。


加えて、雨による増水でかなり微妙な感じだった。しばらく悩んだ結果今回は登攀しないでおこうということになった。というわけで遡行終了となった。次回は大滝やCS滝、右又にも入るのだろうか。



以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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