低温-20℃で動作可能な激安GoPro Enduroバッテリー:純正品との比較

2022/12/23

GoPro 雪山

t f B! P L

激安のサードパーティEnduroバッテリーは使える!!

2023/9/7追記


下記で紹介しているサードパーティ品とは別で、-20度対応を謳っているサードパーティ品が出ました。こちらでテストすると1080p60fpsで安定して89分撮影できました。お値段も安くこちらの方が良さそうです。



GoProから低温環境下に対応した新しいバッテリーEnduro Battery(エンデューロバッテリー)が販売されています。ノーマルバッテリーはマイナス気温(凡そ-10度ぐらい)の環境下で使用するとフリーズしがちですね。そこで登場したのがEnduroバッテリーです。

Enduroバッテリーの詳細は省きますが、ついにサードパーティからも低温環境下で活躍するEnduroバッテリーが発売されました。



それがこちら、Homesuit Enduro 低温環境対策 1800mAhバッテリーです




価格(Amazon)は以下のとおりで、1個当たり純正品の半額以下と非常に安くなっています。そしてGoPro Hero9、10、11に対応しています。


純正品:約4400円(1720mAh)

サードパーティ品:約2000円(1800mAh)


サードパーティ品は純正品と同様に

・-10°Cまでの低温環境でパフォーマンスを大きく向上。

・25℃の環境においても標準バッテリーよりもパフォーマンスが向上。

を謳っており純正品より少し良い以下の公称値となっています。


・バッテリー温度-10℃での撮影可能時間

5.3K60:56分

4K120:50分

4K60:76分

1080p30:115分


・25℃の環境下

5.3K60ビデオ:60分 (28%延長)

4K120ビデオ:51分 (40%延長)

4K60ビデオ:71分 (13%延長)

1080p30ビデオ:120分


では、本当に低温環境下で使用できるのか撮影可能時間はどの程度なのかを、純正のEnduroバッテリーと共に冷凍庫(約-20℃)を使用して実験しました。


実験詳細

実験環境

カメラ:GoPro Hero9

録画設定:1080p 60fps

レンズ:広角

HyperSmooth:ブースト

SDカード:Samsung 256GB EVO Plus

冷凍庫内温度:約-20℃


手順

1)冷凍庫にGoProを20分放置

2)録画開始

3)20分ごとに動作状況確認(フリーズしていないか)

4)バッテリーが無くなるまで3)を繰り返す


実験結果

純正品97分、フリーズ無し、残り8%でバッテリー残量低下警告が表示され電源OFFとなった。

サードパーティ品82分、フリーズ無し、バッテリー残量はバグっているのか1時間経過あたりで最後に見た時、50%あたりで止まっていた。


サードパーティ品(-20度対応):89、フリーズ無し、バッテリ残量表示も問題なし。

上記の通り、純正品はもちろんの事、サードパーティ品でも問題なく動作しました。
撮影可能時間は1時間22分と十分でした、-10℃での公称値が1時間45分である事を考えると、-20℃近くでこれだけもったのは優秀だと思います。

というわけで、純正Enduroバッテリーは-20℃で動作可能であり、サードパーティ品も問題なく使えるという事がわかりました。

サードパーティ品の品質はわかりませんが、価格も安いので純正品と合わせて運用するのがいいのではないでしょうか。

また、サードパーティー品に付属する充電器はUSBケーブルが一体型で取り回しが良く、SDカードリーダ一体でバッテリー残量も表示されるので結構便利です。



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