ナミエどんが登りたいと言っていた錫杖岳のグラスホッパーに登ってきた。
当初予定は2日間入って1日目に3ルンゼ~グラスホッパー、2日目に中央稜~グラスリンネだったが、最終的には1日目にグラスホッパーのみ登り、2日目は下山して乗鞍の善五郎で楽しんでいたのだった。
今回のメンバーは4人!!のはずが、たごたごが欠席となり3人となった。ちなみに私はグラスリンネ目的だったが、まぁそのうち行けるやろって感じでそこまで無理して行くこともないなという事になった。(疲れていた)
日程:2024年2月10日
天気:雪ふったり曇ったり
山行形態:アルパインアイス、テント泊
メンバー:がんちゃん、ナミエどん、初めましてのコニたん
主な共同装備:ハーフロープ60mx2、アイススクリュー大1、小中12、ハーケンとテリア、Qドロ9,アルヌン60㎝x6ぐらい
山行詳細
なみえ
どんと初めましてのコニたんと。タゴホッパーはなぜか欠席でのスタートとなった。
<アプロ―チ>
4時半、中尾高原口バス停の駐車場集合。
ダラダラと準備をしていたらTAKA10Projectの悪い大人(片山さん)がいた。どうやら3ルンゼを登るらしい。他にも先行1PTがいたようで、3ルンゼからの継続は厳しそうな気がしてきた。
5時19分、中尾高原口バス停をスタート。
6時23分、クリヤ谷の渡渉地点。
7時23分、錫杖沢の分岐で幕営するためテントをおったてる。
8時57分、3ルンゼの入り口についたが先行2PT(計5人)のうち1PT目がまだ1ピッチ目をリード中。
というわけで少し戻ってグラスホッパー下部、つまり左ルンゼの下部から登ることとした。
<グラスホッパー>
9時32分、グラスホッパーの下部取り付き到着。
1ピッチ目、コニたんリード。岩沿いに雪をかき分けながら左上しルンゼ状に入る。適当に20~30mぐらい?伸ばしたところでピッチを切る。
2ピッチ目、がんちゃん。欲を出して上の方も氷を登ったら、氷柱の取り付きまで届かず60mいっぱい。
アックスとショベルをアンカーにしてピッチを切った。楽しい。
氷は右から巻く事も出来る。
3ピッチ目、ここからグラスホッパーのメインディッシュ。3ルンゼをトップアウトしたところからもアプローチ可能。岩室でビレイ。
グラスホッパーは左ルートと右ルート(初登ルート)があり、今回は比較的難しい左ルートを登った。まずはナミエどんがリードするが、氷柱は足元が繋がっておらず氷柱を折りつつなみえどんが跳ね返される。
コニたんにプレイヤーチェンジ。左側の岩を使いながら登る。私もこういうのは割と得意。氷だけで登るという事にこだわっていないので。グレードはVぐらい。20mほど。
このあたりから雪が降り始める。
4ピッチ目、バーチカルな氷を右上していく。核心。V+ぐらい、なみえどん再度リードトライ。パンプしながらも何とかノーテンで登り切った。凄い。
5ピッチ目、私がリード。ちょっと氷を越えて雪壁とラッセル。60mいっぱいのばすと(数m足りなかったが)岩にぶち当たるので灌木でピッチを切った。
これにて終了。そこからコンテで上がっていったが・・・烏帽子岩の基部あたりに到着。しかし下降ポイントが分からない。地形図を見るとウーン、なんだか怪しい。
どうやらガイド本に載ってる内容としては、烏帽子岩西肩経由で裏の沢に下りるようだ。
BCがある場合は余計な事をせずに同ルート下降がいいみたいだ。
<デプローチ>
というわけで色々あって戻って同ルートから3ルンゼへ懸垂下降する事に。
最初は右岸側の木で行けそうか?と思ったが、雪の乗り具合が悪そうなので危険と判断し他を探す。
左岸側の大木が使えそう。行ってみると残置があったので活用。
そこからまずはグラスホッパー上部の岩室へ。そこから再度3ルンゼ方面へ懸垂。
残置支点はイマイチなところも多くなかなか時間がかかった。
下降方向が悪く登り返ししたりもした。
5ピッチほど懸垂して3ルンゼ取り付きへ戻ってこれた。
夜はなみえどん作のグラスホッパーで祝杯をあげる。
翌日はグラスリンネに行きたかったがみんな疲れてるしって事で乗鞍の善五郎に転戦する事となった。
朝食のうどん |
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