活火山の御嶽山で慰霊登山。
御嶽山といえば、2014年9月27日の噴火が印象的だろうか。当時、7年ぶりに噴火し、山頂付近にいた登山客が巻き込まれたことをニュースで見ただろう。それ以来、火口から概ね1㎞以内は立ち入り禁止となっていたが、昨年より一時的に通行可能な期間が設けられていた。今年は7月1日~10月13日まで通行可能となったため、それにあわせて登ってきた。
|
御嶽山は滝が多いらしい。
|
尚、通行に際しては
計画書の提出や
ヘルメットの着用が指示されていることに注意したい。そして7月11日に解除予定だった王滝側の頂上については、ここ最近の雨等によって8月1日となっているのでご注意されたし。入山規制のエリアや範囲についての詳細は
こちらを参照いただきたい。そして御嶽山といえば3000m越えの山である。夫婦二人三脚3000m峰スタンプラリーだ!
山行の詳細。
日程:2020年7月23日
距離:11.1㎞、1571mD+
メンバー:がんちゃん、たまに噴火する嫁
御嶽山のメジャーなコースといえば、
御嶽ロープウェイを利用して5合目から7合目までワープするコースだろうか。しかしロープウェイはいい値段がする。往復2600円だ。そのため今回はロープウェイは使わず6合目の黒沢口から登ることとした。そこから登っても往復でせいぜい1時間半程度増えるだけだろう。もちろんロープウェイを使って景色を楽しむのもいい。土日祝はおおよそ7時から16時の間で運行している。
|
黒沢口6合目。 |
というわけで、天気予報は見て見ぬふりをし登ってきた。しょっぱなは登山口への道を間違え車で1時間のロス。ぐぬぬ。もはや虚無であったが、8合目過ぎまでは俺は沢登でもしに来たのか?という感じであった。雨天時、もしくは直後に登られる方はご注意いただきたい。
|
ギンリョウソウかわいいね。
|
|
ずっとこんな感じで水没必至。
|
ただ、びっしょびしょになるだけで、意外と足元は滑らなかった。また嬉しいことに序盤にギンリョウソウを見つけることもできた。は~~かわいいな~。最近ふと気づいたのだが、自転車に全然乗ってないせいか心肺機能が弱まっている気がする。登り初めのしんどさが顕著にでる。
|
石碑的なのがめちゃくちゃ多い。是非その目で確かめてほしい。
|
そんなことそを言ってても仕方ないので、無心で登っていく。スタート時間が遅れてたこともあり、そういえば山頂付近って規制時間があったんじゃないかと思い、HPを見直す。すると午後2時までと書いているじゃないか。
おお、やばい。時間がないぞ。と思い、8合目あたりから一気にペースを上げる。尋常じゃないぐらいあげる。多分コースタイムの半分ぐらいのペースだっただろうか。心拍数も170オーバーになっていた。登山でMAXの85%前後ってもはやアホである。VO2MAX入るか入らないかぐらいだろうか。普通にしんどい。
|
キノコかわいいよ。
|
|
兄弟。 |
9合目過ぎたあたりで、そういえば火口から直径1㎞規制といっても、規制するためのゲートとか門番は・・・?んー、、そういえばそもそも最初はそんなこと気にしていなかったよな、と思い冷静になってHPを見直す。
ああ、ああ。勘違いだ。10月13日の午後2時までの期間か。というわけで、無駄にハイペースで9合目すぎまで登ってしまったのであった。ま、まぁ明日のアップだと思えば。尚、この超絶鬼ペースに嫁の心拍数は180bpmを越えたらしく、半ば機嫌が噴火気味であるが、なんとかなだめることに成功した。
|
9合目手前あたりから登山道はぐちゃぐちゃになっていた。
|
|
山頂付近の登山道には色々な破片が散乱していた。
|
そんなこんなで焦らず残りの距離を消化していく。9合目あたりは元の登山道は崩れたりしており、噴火の傷跡が残っていた。山頂直下には避難シェルターや慰霊碑があった。慰霊碑に手をあわせ、山頂への最後の階段を上った。
|
新たに設置された避難シェルター。
|
|
あの噴火があるまでは御嶽山のことは知らなかった。
|
|
御嶽山山頂。 |
残念ながらガスってて何も見えなかったが(いつものことなのでもはや気にならない)、無事登り切れたことが嬉しく思えた。風もそこそこあり、雨で寒さも感じていたので足早に下山した。途中で、不思議な一行に出会った。御嶽教というやつだろうか?
|
ガスガスである。 |
|
なんだろう。掛け声をかけていた。
|
下山後は高山市内に移動し、
味蔵にて飛騨牛焼肉を堪能した。やはり旅の醍醐味といえばグルメだな。
国内3000m峰スタンプラリー
これで国内3000m峰スタンプラリーは2/21座となった。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んで御嶽山のことに興味を持ったら、下記のバナーをポチっと押して調べてみましょう。少しでも山に興味を持っていただけたら幸いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿