あえて最低な幕営地に泊まろう!!
8月に大山はいいぞおじさんことみっちーにお誘いを受けた甲川(きのえがわ)の沢登り。残念ながらお流れになったのだが、9月に入り再びお誘いして頂き訪れることとなった。中国地方では屈指の沢といわれるらしい、大山の北側に位置する甲川。しかも今回は泊りである。それほど長くないコースだが泊りということは。。。
遡行詳細
概要
日にち:2021年9月11~12日
メンバー:がんちゃん、みっちー(2日目のみ)、しんさん、フジもっちゃん、有田さん
主な装備:SAKE
初めての沢泊なので川浦谷を共にしたベテランたちに装備を聞いてみる。すると返ってきた言葉が「焚火で乾くからなんもいらん」これである。うむ、何も持っていかなくていいな。シュラフ?いらんやろ。とりあえずシュラフカバーとインナーシュラフ持っておけばどうにでもなるやろ。そんな感じで行くことにした。
アプローチ
ここから沢へ降りる |
鶯橋のすぐ隣が入渓ポイント |
SAKEは10本ほどだろうか。 |
<1日目>
1日目は私を誘ってくれたみっちーがいない。2日目に幕営地で合流予定だ。この甲川の遡行は2日間で行くほど長い沢というわけではない。合流するということもあって1日目は少し遅めのスタートで、幕営ポイントも工程の1/4あたりですることにした。
泳ぎが結構ある |
みっちーとしんさんは既に3回ほど行ってるので、幕営適地も把握しているようだった。これは楽しみだな(フラグ)。そうこうして一行は甲川の奥地へと進んで行く。正直なところ前情報がほぼないので(調べていない)何があったのかとかはイマイチ把握していない。
初っ端から関門が立ちはだかる。大木が2本かかった滝である。3連窯の1つ目だそうだ。左側のつるっとした岩肌を登るのだがこれが大変だった。まずは一人目、有田さんをショルダーで上げる。
三連の窯。以前左側に立てかけてあった木の階段は無いようだ |
その後、フィックスを垂らしてもらい私もショルダーで上がろうとするが横に振られてなかなか上がれない。何とか上がって最後はフジもっちゃん。最後の人はショルダーがいないので中間部で私がお助け紐を垂らして引き上げる。これが沢の連携プレイというやつだ。
そして2つ目の窯。左岸を高巻きしてダイブするのだが、ダイブポイントで慎重に行き過ぎて滑って落ちたのはここだけの話にしておきたい。先に行った3人が勢いをつけてダイブしていくのを見ていたはずなのに最後の私がこのざまである。
ここを |
こうやって |
こうダイブ(滑り落ちただけ) |
そうこうして最大の滝、天皇滝が現れる。ここを超えたら(天皇滝は登っていないが)次は足払いだがそろそろ幕営地を探そうということになった。
20mの天皇滝 |
これが沢ディナーの醍醐味 |
<2日目>
午前5時起床。まだみんなは寝ている。とりあえず焚火に火をつけ暖かくなったところでみんなを起こす。優しい(最年少だからやらされているわけではない、決してそんなことはない)。ただし、午前0時ごろと3時ごろに目が覚め薪をくべていたせいで、薪の数がかなり減っていた。もちろん怒られた。というわけで朝から薪集めをした。えらい。
朝ごはんは大きなバゲットにジョンソンビルソーセージを挟んだ。このバゲットを濡らさずに持ってくることが一番大変だっただろう(work by 有田さん)。
朝食後に合流するみっちーを、フジもっちゃんとしんさんが途中まで迎えに行く。みっちーは7時入渓と言っていたが、7時前には入渓していたようで思ったよりも早く合流でき、心配していたポイントも楽々と越えてきたようだった。
絵になる |
2日目はゴルジュが段々と深くなる。泳ぎも増えてくる。
しんさんはここで何度も流されていた |
手術直後で右手を満足に使えない |
1日目よりも水量があるように感じた。激流で足を流そうとしてくる足払いは先頭を切った(というか基本的にそういう系は先頭を行かされた)。慎重かつ大胆にいかないといけないということはわかってたので、ビビリすぎないようにある程度勢いよく進んでいった。おかげで流されずにクリア。手がちょっと薄くなかなかに痺れた。
足払い |
その後も泳いだり、滝を超えたりを繰り返す。核心は冑滝だ。右側の滝をリードで登ったが、足場はヌルヌルで顔に水流を受け、見えないクラックを手探りで探しカムを効かせながら登ったが二つ目のカムを決めた後にイマイチな体勢になってしまい落ちてしまった。落ちた際に上部のカムが外れてヒヤッとした。流石にビビってフジもっちゃんにリードを代わってもらいました。。。無念。
2条?3条?の冑滝、右側をリードで挑戦 |
冑滝上部より |
そんなこんなで2日目は楽しくあっというまの4時間半ほどで遡行終了となった。
<完走した感想>
2日目休憩タイム |
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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